複数口座を開設して海外FXで取引を行うメリット・デメリット

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「海外FXを始めたいけど複数口座を開設してもよいの?」「複数口座を開設しても利用規約違反にはならない?」などの疑問を抱いていませんか。

これから挑戦する方にとっては気になるポイントといえるでしょう。

結論から述べると、海外FXでは複数口座を開設することが可能です。

ただし、注意点がないわけではありません。ルールを理解せず複数口座を開設して取引すると、ペナルティを受ける恐れがあるため注意が必要です。

この記事では、海外FXで複数口座を開設するメリット・デメリットなどをわかりやすく解説しています。

以下の情報を参考にすれば、どのような点に気を付けて口座開設・取引すればよいかがわかるはずです。

これから海外FXに取り組んでみたいと考えている方で、特に安心して取引を進めたい方は、参考にしてみてください。

海外FXの一般的な口座タイプ

海外FXの口座タイプにはいくつかの種類があります。

代表的なものとして、スタンダード口座・マイクロ口座・ECN口座があげられます(名称はサービスで異なることがあります)。

それぞれの概要は次の通りです。

スタンダード口座

マイクロ口座に比べて、1ロットあたりの通貨量が多い口座です。

ロットは通貨を売買できる最低取引単位を意味します。

したがって、1ロット取引したときに生じる1pipsあたりの利益や損失はマイクロ口座よりも大きくなります。

スタンダード口座とマイクロ口座では、最大注文数や最少注文数も異なります。

具体的な注文数は業者で異なりますが、いずれもスタンダード口座の方が多くなります。

スタンダード口座は、取引量が多いトレーダーに向いている口座といえるでしょう。

マイクロ口座

スタンダード口座に比べて、1ロットあたりの通貨量が少ない口座です。

具体的な通貨量は業者で異なりますが、スタンダード口座は1ロット=100,000通貨、マイクロ口座は1ロット=1,000通貨のように設定されています。

最大注文数や最少注文数は、スタンダード口座よりも小さくなります。

例えば、スタンダード口座の最大注文数は30ロット(3,000,000通貨)・最少注文数は0.01ロット(1,000通貨)に対して、マイクロ口座の最大注文数は100ロット(100,000通貨)・0.05ロット(50通貨)のようなイメージです。

マイクロ口座は、取引量が少ないトレーダーやこれから海外FXに挑戦したいトレーダーに向いている口座といえます。

ECN口座

ECNは「Electronic Communications Network」の頭文字で構成される略語で、日本語で電子通信ネットワークと訳されます。

ECN口座は、電子通信ネットワークを利用して売主と買主が直接取引を行う口座となっていて、約定力が高いこととスプレッドの幅が狭い点が特徴になっています。

ただし、スプレッドとは別に取引手数料がかかります。

とはいえ、取引にかかるコストは他の方法よりも安くなることが一般的です。

また、入金額・取引通貨量とも大きくなる傾向があります。

基本的には、一定の知識と経験があるトレーダーに向いている口座と言えます。

海外FXで複数口座を開設するメリット

複数口座の開設にはさまざまなメリットがあります。

代表的なものとして以下の6点があげられます。

メリット①取引のスタイルに合わせて使い分けが可能

取引スタイルに合わせた使い分けが可能になります。

取引スタイルは、短期・中期・長期に分類できます。

具体的には以下のようになります。

分類 名称 期間
短期 スキャルピング 数秒~数分で取引を完結。
デイトレード 1日で取引を完結。
中期 スイングトレード 数日~7日程度で取引を完結。
長期 ポジショントレード 数週間から数年で取引を完結。

それぞれの取引スタイルには適している相場環境があり、口座を使い分けることで、運用成績を評価しやすくなります。

評価を積み重ねることで、現在の相場環境に合っている取引スタイルを導き出すことも可能です。

メリット②口座の種類によって使い分けが可能

口座の種類により特徴は異なります。

具体的な内容はケースで異なりますが、ロット数・最大注文数・最少注文数・レバレッジ・スプレッドの幅などに違いがあります。

取引スタイルなどに合わせて使い分けることにより、口座の強みを発揮しやすくなる点も複数口座を開設するメリットです。

例えば、取引の回数が多くなっても、コストの負担を抑えられることから、スプレッドの幅が狭い口座は、スキャルピングやデイトレードに向いているといえます。

ちなみに、スイングトレードやポジショントレードでは、取引の回数が少ないため、スプレッドの幅が狭い口座の強みを生かしきれません。

ボーナスクレジットを活用してリスクを軽減しやすいという点を加味すると、中長期の取引には、ボーナスが充実している口座が向いています。

メリット③通貨ペアごとの使い分けが可能

海外FXでは、複数の通貨ペアを取引することが少なくありません。

このようなケースで問題になりやすいのがケアレスミスです。

例えば、取引単位を間違えるなどが考えられます。条件が複雑になるほど、ミスは発生しやすくなります。

複数の口座があれば、通貨ペアごとに使い分けが可能となるため、こうしたケアレスミスを防ぎやすくなります。

また、通貨ペアにより、適している取引スタイルは異なっていて、例えば、金利差の大きい通貨ペアはポジショントレードが向いています。

複数口座を持っていれば、通貨ペアを切り口に口座を使い分けて、取引を効率よく行うことが出来ます。

メリット④リスクヘッジがかけられる

複数口座を開設して分散投資をしておくと、想定外の事態に備えやすくなります。

例えば、異なる業者に口座を開設しておけば、相場の急激な変動で一方の業者が倒産しても別の業者を介して取引を継続できます。

先読みしやすい戻り相場で、大きな利益を得られることもあるでしょう。

複数口座を開設していない場合、業者が倒産した時点で取引を行えなくなります。

利用している業者が資産を分別管理していないケースでは、預け入れた資金を返金してもらえないことも考えられます。

このように、リスクヘッジをかけられる点は、複数口座を開設する大きなメリットです。

メリット⑤口座毎にEAの使い分けが可能

口座ごとにEAを使い分けられる点も見逃せません。

EAは「Expert Advisor」の略語で、自動売買プログラムを意味します。

ただし、EA単体では機能しません。取引ツールのMT4が必要になります。

EAのポイントは、さまざまな相場に対応したプログラムが用意されていることです。

したがって、複数口座を開設しておけば、口座ごとにEAを使い分けて運用成績を管理できます。

複数口座の開設は、EAを効率よく活用するため必要な取り組みです。

メリット⑥投資に対しての知識量を増やせる

投資に関連する知識量を増やせる点も複数口座を開設するメリットです。

異なる業者に口座を開設すれば、手元に集まる情報量が増えます。

幅広い情報を集めることで、相場の動きを読みやすくなるでしょう。

また、スプレッドやレバレッジ、ボーナス、開設できる口座などの業者に関する知識が増える点も見逃せません。

こうした複数の業者の情報が手元にあれば、自身に合っている環境で取引を行いやすくなります。

大したメリットではないと思うかもしれませんが、FXでは情報の有無が決定的な差になることが少なくありません。

トレーダーの中には、知識量や情報量を増やすため、異なる業者で口座を開設する方がいるほどです。

海外FXで複数口座を開設するデメリット

複数口座の開設には、理解しておきたいデメリットもあります。

次の4つの点には、特に注意が必要です。

デメリット①出入金の管理が面倒

単一の口座で取引をしているときに比べ、出入金に手間がかかってしまいます。

例えば、複数の業者で口座を開設していると、それぞれの業者でマイページへログインして出入金の手続きを行わなければなりません。

1カ所ですべての口座の情報を把握できない点も押さえておきたいポイントです。

また、複数口座を開設すると、各口座に証拠金を入金しなければなりません。

単一の口座で取引をするときよりも、必要な資金は多くなる傾向があります。

デメリット②口座維持に手数料がかかる

複数口座を開設したものの取引に利用しないケースは少なくありません。

残高がある状態で開設した口座を放置していると、休眠口座として扱われて手数料を請求されることがあります。

一般的な目安の期間は3カ月です。

口座の開設にあたり費用を請求されることは基本的にありませんが、無計画に次々と口座を開設することはおすすめできません。

複数口座を開設する場合は、目的を明らかにしておくことが重要です。

ちなみに、休眠口座の対象は残高のある口座です。

無駄なコストをかけたくない方は、放置している口座から残高を引き出しておきましょう。

デメリット③利用規約違反で口座凍結を受ける可能性がある

複数口座を開設する場合、利用規約違反にも注意が必要です。

特に注意したいのが両建て取引です。両建て取引は、同じ通貨ペアで売りと買いのポジションをもつ取引方法を指します。

同一口座の両建て取引は基本的に認められていますが、複数口座の両建て取引は業者により対応が異なります。

また、複数の業者を使った両建て取引は基本的に認められていません。

利用規約違反に該当すると、口座を凍結される恐れがあります。

できること、できないことを確認してから取引を始めることが重要です。

デメリット④新規の口座開設ボーナスは1度のみ

海外FX業者の多くは、口座開設時にボーナスクレジットを付与する制度などを設けています。

ただし、ボーナスクレジットを受けられるのは最初に開設した口座だけです。

口座名義などを変えて何度も受け取りたいと思うかもしれませんが、このような行為は不正行為と認定され、ペナルティを課される恐れがあるため、おすすめできません。

 

運営者がおすすめする海外FX業者2選

ここからは、運営者がおすすめする海外FX業者を紹介します。

次の業者で口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

XMTrading

取引スタイルに合わせて3つの口座タイプを選べる業者です。

具体的には、マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロ口座(スプレッドの幅が狭い口座)を用意しています。

また、新規口座開設ボーナスをはじめとする、多彩なボーナスがある点も魅力です。

約定拒否なし・入出金の迅速化に努め、トレーダーの利便性を高めている点も見逃せません。

レバレッジは最大で1,000倍となっていて、ゼロカットシステムを採用しているうえ、日本語サポートも充実しているため、安心して口座開設できる業者といえるでしょう。

XMについては下記の記事にて詳しく解説しているので、よろしければあわあせてお読みください。

XMにおける4つの口座タイプとそれぞれの違いについて解説!

FXGT

初心者向けのセント口座、取引量が少ないトレーダー向けのミニ口座、FXに特化したFX専用口座など、取引スタイルに合わせて6種類の口座を選べる業者です。

例えば、FX専用口座では、メジャー通貨ペア・マイナー通貨ペア・エキゾチック通貨ペア・株価指数などの取引を行えます。

同口座のレバレッジは最大で500倍となっていて、ゼロカットシステム・分別管理などで顧客資産の保護を行っている点もポイントです。

XMTradingで複数口座を開設しませんか?

海外FXにおける複数口座の開設について解説しました。

取引スタイルに合わせて使い分けられるなどのメリットがあるため、海外FXを挑戦したい方におすすめです。

ただし、業者をまたいだ両建て取引などは規約違反に該当する恐れがあります。

口座を凍結されることもあるため、ルールを守って複数口座を活用することが重要です。

どの業者を選べばよいかわからない方は、信頼性と実績に定評があるXMTradingを選んでみてはいかがでしょうか。

ボーナスも充実しているため、お得に取引を行える可能性があります。

最後まで拝読いただき、ありがとうございます!

監修者:あん

監修者:あん

大学で経済学の学位を取得後、投資に興味を持つ。為替市場の基礎知識と取引の経験を積み、相場を研究し尽くした独自の手法で資産1億円を突破。投資歴10年のプロトレーダー。そこで得たノウハウや知識を発信。

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