【初心者必見】FOMCとは?FXとどう関係があるのか徹底解説!

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どうもこんにちは!

突然ですが、みなさんはFOMCという単語を聞いたことがあるでしょうか?

おそらくこの記事を読んでいる方なら名前ぐらいは聞いたことがあることでしょう。

以前から時々トレード記事のほうでも名前を出しているので、実際に調べてくださった方もいるかもしれませんね。

ただ、この記事を読んでいる方の中には、

「FOMCという名前は聞いたことがあるけれど、それがどういうものなのかあまり理解できていない」

「正直FOMCという名前すらも初耳」

こんな悩みを抱えている方もいることでしょう。

そこで今回は、FOMCについてFX初心者の方でもわかりやすく徹底解説していこうと思います。

これから長くFXを続けていこうと考えている方には必須知識ですので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

そもそもFOMCとは?

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の頭文字をとった名称です。

簡単に言うとアメリカの金融政策を決定する会合のことですね。

日本でのFOMCにあたるものとしては「日銀金融政策決定会合」があります。

FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。

FOMCにはFRBの理事7名と連邦準備銀行の総裁5名が参加

FOMCはそもそもどんな方が参加しているのでしょうか?

国会のような大人数をイメージしている方もいるかと思いますが、FOMCに参加している人の数は実は12人しかいません。

FRBの理事7名と連邦準備銀行の総裁5名によって、米国のフェデラルファンドレート(FF金利)の上昇、いわゆる利上げを含む金融政策を決定しているのです。

FRBは「連邦準備制度理事会」という名称にある通り、正確には銀行ではありません。

紙幣の発行など、実際の中央銀行業務はアメリカ各地区に置かれた12行の連邦準備銀行(Federal Reserve Banks)によって行われます。

以下のものがその12行の連邦準備銀行が置かれている地区です。

  • 第1地区:ボストン連邦準備銀行
  • 第2地区:ニューヨーク連邦準備銀行
  • 第3地区:フィラデルフィア連邦準備銀行
  • 第4地区:クリーブランド連邦準備銀行
  • 第5地区:リッチモンド連邦準備銀行
  • 第6地区:アトランタ連邦準備銀行
  • 第7地区:シカゴ連邦準備銀行
  • 第8地区:セントルイス連邦準備銀行
  • 第9地区:ミネアポリス連邦準備銀行
  • 第10地区:カンザスシティ連邦準備銀行
  • 第11地区:ダラス連邦準備銀行
  • 第12地区:サンフランシスコ連邦準備銀行

地方分権の思想が強いアメリカでは強大な権力を持つ単一の中央銀行を作らなかったとされています。

そういった背景もあり12地区に中央銀行を設け、ワシントンに調整役としてFRBを設置したというわけですね。

「タカ派」と「ハト派」とは?

みなさんは米国政策金利について調べていると「タカ派」と「ハト派」という単語を聞いたことがあるかもしれません。

ちなみに現在のFRB議長であるパウエル氏はタカ派とされています。

タカ派とは利上げに対して積極的な姿勢を見せる派閥です。

一方、ハト波とされている人は利上げに対して慎重な姿勢を見せています。

1人の発言を分析する時には偏った意見になりやすく、その人物が「タカ派」なのか「ハト派」なのかということも考慮しつつ発言を見定めなくてはなりません

FOMCによる利上げの影響

一番気になるのがFOMCの発表によってどのような影響がマーケットの価格変動に及ぼされるのかということですよね。

抑えておいて欲しいポイントは、利上げが発表される、もしくは示唆されるような発言があった時マーケットがどのような反応をするかということです。

マーケット 利上げが起こった時 利下げが起こった時
ドル相場 ドル高 ドル安
米国企業株価 下落 上昇
円相場 円安 円高
日経平均株価 下落 上昇
新興国通貨 下落 上昇
原油価格 下落 上昇

資金は金利の低いところから高いところへ流れるのが基本です。

FRBが利上げをすると、米国の金利が高くなります。

つまり、FOMCによって利上げが発表されるとドルの人気を高まり他通貨の価値を下落させるというわけです。

もちろんマーケットは複雑にさまざまな事象が影響しあっているので一概には言えませんが、いきなり難しいことを言っても覚えきれません。

まずは上記の表を覚えて理解を深めていきましょう。

FOMCの前と後でどのような変化があったか分析してみよう!

いかがだったでしょうか?

今回は、FOMCについてFX初心者の方でもわかりやすく徹底解説していきました。

今回ご紹介した知識はあくまでも基礎中の基礎です。

まずは、プロの投資家の方々の意見を参考にしながら、FOMCの前と後でどのような変化があったか自分なりに分析してみましょう!

最初は不安だと思いますが、相場分析は実践することが精度を高める1番の近道です。

今後も当サイトではトレードの解説とともにFOMCについても解説していくので、よかったら参考にしてくださいね。

最後まで拝読いただき、ありがとうございます!

監修者:あん

監修者:あん

大学で経済学の学位を取得後、投資に興味を持つ。為替市場の基礎知識と取引の経験を積み、相場を研究し尽くした独自の手法で資産1億円を突破。投資歴10年のプロトレーダー。そこで得たノウハウや知識を発信。

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